2023-12-22
2024年度の事業再構築補助金概要について
経済産業省が2023年11月14日に公開した令和5年度補正予算の概要によると、2024年にも事業再構築補助金の実施が見込まれます。以下に概要を解説いたします。
令和5年度の「中小企業省力化投資補助事業」の予算は1,000億円で、前年度の5,800億円から減少しています。
変更点と新しい取り組み
既存スキームの見直し:
既存の再構築補助金は、ポストコロナ時代の経済・社会の変化への対応、新市場進出、事業・業種転換、事業再編、国内回帰などを目的としていますが、必要に応じて見直しが行われる予定です。
「省力化投資補助枠」の新設:
「省力化投資補助枠」は、中小企業の労働力不足対策として導入され、最大1,500万円の補助が可能です。
支援枠の集約:
現在6枠ある支援枠が3枠に集約される予定です。具体的には「成長分野進出枠」「サプライチェーン強靱化枠」「コロナ回復加速化枠」に再編されます。
特定事業の除外の可能性:
ゴルフやエステなど、経済の構造転換に貢献しないと見なされる特定の事業は補助対象外となる可能性があります。
AIによる審査体制の強化:
審査の遅延や重複・不正案件の防止のため、AIを活用した審査体制が導入される見込みです。
「省力化投資補助枠」の詳細:
人手不足に悩む中小企業を支援するため、IoTデバイスやロボットなどの効果的な汎用製品の導入を支援します。
補助金額と補助率:
「省力化投資補助枠」は従業員数や賃上げに関する要件に応じて補助金額が変動します。例えば、従業員数5名以下の企業は最大200万円、賃上げ要件を満たせば最大300万円の補助が可能です(資料参照)。
結論として、2024年の事業再構築補助金は、中小企業の労働力不足対策や生産性向上に重点が移っているといえます。
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